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『過去を意味あるものにするために』

本日は気温が10度まで上がるという予報ですが、寒いです
暖かいのを想像していたのですが、久々にひざ掛けを掛けている状態です
皆様も体調を崩されないように、どうぞお気をつけ下さいませ

本日もこのフジ☆ブロへお越し下さいまして、ありがとうございます。

今日はですね、以前取り上げた宮崎中央新聞の社説を一つご紹介させて頂きます。

『過去を意味あるものにするために』

 小学校6年生のその少女は、そのとき、ブラジルの首都サンパウロにあるアメリカン・スクールに通っていた。少女は、新学年になった頃から世界史の教科書の後ろのページが気になって仕方がなかった。

 授業は古代ギリシャやローマのところから始まるが、少女はチラチラと後ろのページを何度も何度も読んでいた。「パール・ハーバー」という見出しの付いたページだ。授業がルネサンス時代まで進んだ頃には、「パール・ハーバー」の記述をほぼ暗記していた。

 悪魔的な世界征服の野心を持った日本が、平和を愛するアメリカ国民を如何に驚愕させたか。野蛮な後進国が如何に自由と正義の国アメリカに滑稽な闘いを仕掛けたか。そしてその野望は原爆によってくじけた。そんなことが書かれていた。

 少女はそのクラスでただ一人の日本人だった。その授業がいつか来ることを考えるといつも憂うつになっていた。

 遂に「その日」は来た。少女は仮病を使って学校を休むことにした。病気の時、いつも母親はパンがゆを作ってくれる。
 朝、パンがゆを食べながら、母を騙していること、そして、自分が「パール・ハーバー」の授業を休んだら、大好きな歴史の先生はどう思うだろう、そう考えると苦しくなり、やっぱり学校に行くことにした。

 授業が始まった。先生は、日本が資源に乏しい国であること、そして発展するためには外国から資源を輸入しなければならないこと、どんな貧しい国でも貿易によって発展する権利がある、ということを話し始めた。

「あれ?教科書にはそんなこと書いてない」

 先生の話はさらに進む。欧米諸国はアジアの国が発展し過ぎることを好ましく思っていなかったこと。そのために日本の資源輸入を困難にしていたこと。実はアメリカは欧州戦に参戦する契機を掴もうとしていたことを話した。

「違う。教科書と違うことを先生は話している」少女は、先生が自分一人の為にその授業をやっていくれていることに気が付いた。

 最後に先生はこう言った。「戦争にはたくさんの原因があるのに、原因を一つに決めてしまうのは歴史に対する暴力だ」

 授業が終わったとき、少女は先生にお礼を言おうとした。しかし、一言しゃべったら涙が一気に溢れそうだった。

 その後長い時間が流れた。あのサンパウロのアメリカン・スクールに通っていた少女は、国際関係の仕事、平和の創造に関わる仕事を夢見るようになった。

 エール大学で政治学を学んで国際政治学者となり、軍縮会議日本政府代表部の特命全権大使など、さまざまな国際舞台で活躍した。
 05年、我々国民の前に、「小泉チルドレンの猪口邦子」として登場し、初当選、初入閣を果たした。

 一人の国際政治学者の背景には、幼少の頃のあんなステキな体験があったのだなぁとしみじみ思った。


以前ご紹介した牛の「みいちゃん」のお話と並んで、このエピソード、すごく私の心に残ってます。
この少女の気持ち、私もすごく良く解る気がします。
私たちの年代は皆そうじゃないでしょうか。日本はすごく悪いことをしたと教えられた・・・記憶があります。
(北海道だったからかなぁ(笑))
でもだんだん大人になって、片方だけの見方を教えることの危うさも知りました。

こんな先生に出会ってみたかったデス!
変わらないと思っていたけど、大人次第で変わるものなんですね、こんなにも。
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